米国FRBが無制限の金融緩和を発表しました。
実体経済の3倍ほどの膨れ上がった金融資産はデリバティブを含むと10倍ほどだと言われています。
実態のつかめないジャンク債などを入れると想像もできませんが1980年ころまでは実体経済と同じ程度の金融資産額でした。
この膨れ上がったものは資産なのでしょうか?
年収500万円の世帯が5000万円のローンを抱えて自転車操業の様でしたが、コロナ不況で更に米国だけで500兆円を追加します。世界では1000兆円くらいでしょうか?
今の時点での計算ですから、このウイルスがすぐに収まらないと、さらに追加の経済対策が必要です。
500万円の世帯収入は当然減って300万円位になるかもしれません?
更にローンを借りて負債が膨らみます。
一時的には未曽有の金融緩和で金があまり投資は活発になるかと思う人は、安値だと買っているのでしょう?
今の相場を見ていると、そう思います。
ソフトバンクは且てのライブドアーと同じ運命でしょう?
実体経済が縮小するのは既に始まっています。中国では内需では賄えないですから、相当に大きなマイナスでしょう?
国民の不満は募り制御できなくなることが懸念されます。歴史は繰り返します。新たな需要は台湾を攻める事です。切っ掛けは何でもいいはずです。
新たに徴兵を募っています。
ウイルスの騒ぎが収まったとしても天文学的に膨れ上がった通貨と半減した経済の世界で何が起こるかは見えています。
それが来年なのか再来年なのかが見えていませんが、確実にやってきます。

FRBはジャンク債の買取までも発表しました。何故でしょうか?
原油価格の暴落で米国のシェールガス企業が壊滅的な状況です。それ等の企業は多くのジャンク債を発行しています。世界一の産油国からの崩壊を免れるために撃ったカンフル剤です。

最後の最後に追いつめられてきた米国と中国ですが被害が少ないのはロシアでしょうか?
どちらにしてもG20で安穏として居られる国はありません。

超インフレの時代がやってくると思えば、何をしたらいいのか?
自分で生産活動をしていないサラリーマンは、都会で暮らし金さえ払えば何でも手に入る時代に生きてきましたが、物価が上がりだし物が不足してくると弱い立場です。
農家は自給自足に近い生活を考えれば、病気と戦争以外は強い立場です。

金融資産は誰かが買って誰かが売っている相対取引です。
10倍以上に膨れ上がった市場が縮小していくときに生き残るのは難しい事ですが、日経は19000円を維持して2万円を窺う動きです。
もしも2万円を回復したら、迷わず売っていきます。

GDPが増えない国が株式相場は3倍近くに増えました。世界ではその倍です。
萎んでいく流れをどの段階で感じているかが勝負の分かれ道でしょう。
ウイルスが収まっても、元の世界には戻りません。
一時期は金融バブルが世界のどこかの市場で起きるかもしれませんが、5年後の世界は全く別の世界に代わっているでしょう?
金が溢れてはいるので一時的なバブルが起きる可能性があります?
短期間ですがそれが最後の逃げ場になるかと思います。

中国は台湾を攻めるか、内紛です?
中国経済のソフトランディングは無くハードなものになるでしょう?
もう米中紛争ではなく、世界紛争の始まりです。
生き残る国でも被害は大きく且ての隆盛を取り戻す事は当面不可能かと思います。
自分の生活を護る工夫が必要です・・・