日銀の金融政策総括的検証が終わり?其のまた評価が始まろうとしているが、其の前にFOMCから利上げ延期と金利動向の下方修正が加わり、卓袱台返しとまで行くかどうか見えないが少なくとも上の期待は崩れそうな雲行きだ?
もっとも戻しは限定的で昨日のうちに冷え込むとの想定だったが、想定外に腰が強いので一旦コールの売りポジを作ったが撤廃した。
その後に為替が動き始めた時に見切りの好いプットATMを買った。

イベント通過でやや戻し基調かと見ていたが、11月のSQは大統領選挙の直後でもあり大きな波乱を含んでいる。上も相当重くなるし12月はプーチンが来日で、これは思わぬサプライズがでてくる可能性もある?
要するに上が重い地合いは変わらずで売り主体のポジションが有効になりそうと見ています。
オプションを始めたばかりの人は、また資金の余裕が無い人は遠くの(OTM)プレミアムの安い行使価格に魅力を感じてリスクの少ないものと勘違いします。
そして買いがリスク限定と安心感に誘われて手始めには安いプット買い等を選択します・・・・
これはまったく逆でOTMのオプションは利益になるには宝くじのようなというとオーバーですが儲かりません。
そもそも負けた場合に怪我が少ないと割り切って選択したのだから仕方無いでしょう・・
勝つことよりも負けた場合を優先しての選択と言えます。
時間と共にプレミアムが減衰していく宿命のオプションを抱えては一度相場の変動で下がってしまうと元に値に戻るには倍のエネルギーが必要です。
プレミアムが直ぐに戻るという機会は少なく相場の回復に時間がかかれば、さらに安くなってしまいますし、相場が元に戻ってもオプションのプレミアムは大概の場合元には戻りません。
オプションでは売り先方が優位性が有ると言われる所以です。

想定される相場が上も重く下も急落の懸念材料が表面化するまではETFの買い支えなどで16200円どころが固く、このレンジ相場を10月末まで想定できるとしたら
迂闊にオプションの買いは出来ません。ヘッジなどで組み合わせる場合は別ですが・・・・・
売り先方に付いてもプット側の売りは控えめに、バックを十分に手当てしつつコールサイドでの売りを主体にやっていこうと思います。
今期は相場展開が容易でしたので、あまり苦労もなかったですが来期は結構難しくなりそうですので、褌を引き締めてやってまいります。
来期分からは遅ればせながらポジション公開で行きたいと考えています。リアルタイムでもないのですが参考程度にはなるかも知れません?