たまに読者からの質問にお答えする記事を書きますが、所詮アナリストでも学者でもないのでまともな返答が出来るはずも無く一介のトレーダーとして自分が今感じている事を書き綴っています。
トレーダーの気になる事は唯一つでこれから株価はどうなるかと言う事になります。
人様はどうであれ自分は行だと言うものがありますので、それを信じて自信を持って取り組んでいきます。
相場はあがって下がる物であり、片道通行ではありません。
時間と資金のある方は片道通行が安心で分かりやすいでしょう・・・
片道で良い時は買い一本道でご案内したように稀にそう言う時期もありました。
しかしこれからは背中に爆弾を背負って地雷原を歩くような相場がやってくると思います。
相場が下がる事を嫌な事として捉えるとこういう表現ですが、自分は「チャンスと見ていますので日々待っているような気持ちでもあります。
米国の利上げから中国の凋落と言う流れかと思ったら利上げ自体が先延ばしで、本体の米国経済も先行き詰まってきたようです?
中国は通貨安を食い止めるような政策に転換しているらしいです?
矛盾していますが根底には外貨準備高の残高に疑問が生じている事にも現れています。
アフリカや新興国に投資した資金にも焦げ付きが出てきているようです。
ロシアは原油安を食い止める為にキナ臭い方向に舵を切り、迎え撃つ欧州連合は難民対策で混乱しています。
武力を持たない日本は外交パワーがありません。
この混乱を食い止める盟主が存在しない世界と成っています。なんか第一次世界戦の前のような雰囲気だという人もいます。
こんな世界を経験則で判断も出来ませんし、分析も無意味です。
頭で考えず必ずヘッジのコストを考えながらトレードします。
構わずやります。下手に相場感を入れていくと穴が出来てしまいます。
今までは高くなるまで待っている事でも良かったのですが、これからはそうも行きません。
常時ヘッジです。あるいは夜間は手仕舞いは原則です。ヘッジは守備的ポジションですが、これが潜在的な攻撃的ポジションに変わっていくのです。それは常に逆の動きに対して気を張ってみていないと見えません。
押し目買いと売り転換のタイミングが同じに見えてしまうからです。
波に乗ったように上手く繋ぎ売りが出来る人は居ません。常時ヘッジして、そのコストは順張りで稼いでいくことが基本です。順張りで負けてヘッジで追い討ちに成る人は、一から勉強ですね。
来年は大きな波に洗われる年かと思いますので今から準備が必要に成ります。いきなり思い立っても出来る事でもありません。防災訓練と同じで、事前の訓練と準備です。いざ火事となったら思うように動けないものです。