雇用統計から利上げの時期を先延ばしの公算が高まり、同時にカオスの怪しげな雲が集中して大きな積乱雲を形成しつつある様に見える?
不確かなものがあまりに多くなった。ロシアはウクライナからシリアに問題を写そうとしている。
全ては原油安から始まっているように見える・・・・
世界的な金融緩和の流れが莫大な彷徨える資金の奔流を生み、流れ着く先を探しているが、抱え込める防波堤も溜池も無い。
山が崩れるのか川が氾濫するのか?
円安の流れが変わりつつあり、また円安効果も、もはや実体経済を牽引する力は無い。ただのお題目となりつつある・・・・・
世界は一度ガラガラポンを求めているようだ?
歴史は繰り返すのか?あの時代を現実に体験するものはもはや少数だ。
経験は遺産とは成らない。データとしてのみ存在する空しい現実か、恋愛のように、いくら書物を読んでも自ら体験するまで分からない・・・・・・
全てが解決されないまま時間だけが進んでいる。
原油が安くなって喜ぶ国が少ないのは非現実的に見えるが実際は逆だ。
繁栄が止まった今、原油はリスクを好みロシアも中国もカオスに逃げ込みたい気分だろう・・・・・・
何かが壊されないとリセットできない所に進んできた。
格差は国単位まで拡大し、切り捨てられる国が出来つつある。自ら統治能力が無い国が生き残る事は無理だろう?人道主義で国は救えない・・・・・・・
国もそうだが世界も統治能力を失っている。元々ないが均衡はあった。今や船頭が別々に舵をきろうとしている。
あれだけ恐れていたイスラムの拡大が、自ら招き入れてしまった欧州の先行きは暗い・・・・・・
一度招き入れた者を追い返すことは難しい。ドイツも一人勝ちの付けを支払う時が来た。
外国の資金によって乱高下する日本市場は今までのような一本調子の上げは期待できない。玩ばれる市場ならその波に乗るしかない。これからの相場は売りの上手い奴が生き残るだろう・・・
次にどの山が崩れるか不明だが、最期は大本山の米国が止めを刺すだろう・・・
それからまた世界は立ち直っていくのか・・・・