神輿は山の頂に担ぎ上げられた。
次の目標とすべき山は、まだ見えない・・・・・
暫し休息が必要な時に、若い担ぎ手は闇雲に、さらなる高見に挑んでいくが・・・
それは経験の無さから来る無謀な勇気か、若いがゆえの欲望の迸りか?
諌める者も無く、新たな頂に向かったものは道に迷い、霧に閉ざされて遭難してしまうのか・・・
いくら勢いづいても13000円と言う頂を越える山は、まだその姿を見せないはずだ・・・
1度麓に戻り、新たな地図と準備をしなくてはならない。
世界の地合いというものを見て、周到な準備をしなくてはならない。
いくら力が余っても一気に上り詰めると、やがては力が尽きて全てが終わってしまうほどの深刻な状況に追い込まれる。
山高ければ谷深しと言うが、高い山に登った後は下山するにも時間がかかるものだ・・・・