ギリシャ問題はかろうじて内閣の信任ということで幕間をつないでいるが、既に死に体であり問題はイタリアに移っている。抱える問題が大きすぎてうかつに踏み込めないところが怖い、イタリア国債の利回りは危険水域に踏み込んでおりギリシヤからイタリアに入れ替わる時期になっている。一方リスク資産の金価格は2番天井を取りにいっているが、1800ドル超えから危険水域か?
どう見ても日経も1万円を考える余裕はなく、日足でも往来相場になるのではないだろうか・・・
日銀の介入があろうと円高是正の根本解決は見えない、介入があれば売りのスタンスは崩れない。とはいっても世界経済は簡単に崩壊するものでもなく、これからも何回も危機を引きずりながら堪えていくしかないのだろう?
こういう相場では安定したトレンドは生まれにくく、常に外に耳を向け材料についていくのではなく、むしろ織り込んでからの逆張りのスタンスに早く付けるかが課題だろう。何事も高い所から落ちるのであって低いところからは落ちてもたかが知れている。問題は高いところに上がると下は見えなくなり不安感がなくなることでしょうか?そんな高いところにもう一度登れる日は何時来るのでしょうか・・・・・・・・・・・・・
ギリシャもそうですが、日本も同じで政治や経済が1度官僚の手に渡ると奪回は相当難しくなってきます。根本は
政治家よりも官僚の方が優秀だということにつきます。一昔前は農家の隠居が組合長から政治家に、あるいは土建屋の大将が市会議員から国会議員にとなるケースが多くみられた。国会中継でも難しい経済問題や外交軍事問題では居眠りの姿も多く、農業や建設や選挙分野ではしきりに目立つ存在だが、そんな中からも10年議員と呼ばれる古カブになるとそろそ何かの大臣の候補ともなり?選挙運動と陳情の窓口くらいしかやったことのない議員さんが的外れの大臣となる。大臣ともなれば多くの優秀な官僚に対して自分がどう威厳をもって人材を使いまわしていけるかだが、はなからとんでもない状況で、東大出の優秀な官僚の前に自分の力量は歴然で、黙って原稿を読むしかないところが、先の法務大臣の辞任劇もそうであったことを認めている。
何も言わず何もしないということが1番無難に大臣生活を終える手段である。時には問題発言で辞任する大臣が多いが、早く辞めたいのだろうか?この国にあっては大臣は務めるものではなくて、成るものであり、大臣になることが目標であり
大臣になって何をなしたかは究極の目標か単なる結果であるようだ・・・
大臣になって皇居で認証式をし写真を家宝として飾るのが夢である。末か博士か大臣かというのが戦後の出世コースの目標だった。選挙で国会銀を選ぶのでは無く、官僚を選んだほうがいいと思う?